ニートが自己責任なら、オレの好きにさせてくれ! - 誰からも後ろ指を指されない社内ニートになるための10の方法

今では社内ニートとして、日々のほほんと暮らしているオレですが、20代半ばに実家でリアルニートしてたことがありまして。その時は「ニート」なんて言葉もなく、なんかまぁ仕事見つけなきゃなぁ…と思いながらも、やってることは延々セガサターンというね。「プロ野球チームをつくろう」やってた。なんか、宇宙人チームにも勝ったよ!(自慢)(バカ)そんな日々を何ヶ月か過ごしてからいろいろあって、今の会社に入社したんですよ。まぁホント、怠惰を絵に描いたような暮らしをしてましたね。昼ぐらいに起きて、ゲームの電源入れて夜までゲーム。で、夜11時から翌朝8時までテレホーダイをフル活用してネット三昧。1本400円くらいの安ワイン飲みながら。もうね、どんだけルネッサンスなんだと。


ここんとこニートっていうと、特にニュースキャスター的年齢のオッサン連中からさげずまれたり、哀れまれたりしちゃってるんですけど、オレがニートやってた時って、そこまで言われるほどに悲壮感はなかったような気がするんですよ。なんかまぁ、毎日無為に過ごしているものの、好きなこと(というほど大仰じゃないけども)ばっかやってましたからね。将来なんてシビアに考えてなかったし、考えたとしても「いつかはどうにかなるんじゃねぇの?」っていう。よく意味は分からないがすごい自信だ! みたいな。


ニートって、そんなに悪いもんじゃないと思うんですよ。自覚があれば。「あぁ、オレ今ごくつぶしちゃってる」っていう。見果てぬ夢を追い求めて、(というかとうてい実現不可能なソレを隠れ蓑にして)今はこんな立場に甘んじているが、断じてニートではない…! なんてヤツより、ネットでニート旋風(?)を巻き起こすきっかけになった、例の24歳ニート君言うところの「働いたら負けだと思っている」ってヤツの方が、まだ自分の置かれた状況を肯定的にとらえている分、マシじゃないですかね。


思うんですよ。「お前らの今後が心配だから…」とかいって、結局オレたちをいいように働かそうとする変な力があんじゃねぇかと。それは、とっくに崩壊した年金制度にしがみついて、「お前らが働いてワシらを支えなきゃワシらどうなってしまうんじゃ!」って団塊世代だったり、「厳しい世の中ですよー。働けるだけマシですよー」なんて世論を誘導して安い賃金で労働力を確保しようとする企業だったり、「結婚するんだったら年収4桁は欲しいシー。専業主婦以外あり得ないシー」みたいなスイーツ(笑)だったり。で、時にそれは自分自身の「働かないとヤバい!」っていう強迫観念だったりもするんですよね。とにかくあれだ。気楽に行こうぜ! ってことですよ。


最近、結局はお前が決めたんだから! みたいな「自己責任論」がもてはやされてるじゃないですか。だったら、仕事しないという選択があってもいいんじゃないですかね。後々キツくなるのは重々承知しております。骨の髄まで親をしゃぶり尽くすという選択もまた、自己責任。それを、「お前は間違ってる!」だとか「人並みに働け!」だとか。うっせーよと。


まぁ、オレも親にはご迷惑とご心配をおかけしましたが。「元気なうちに、恩返しできればいいんじゃない?」というまことにオレ都合の考え方のもと、実家のそばに持ち家を建てて子どもが2人。いい嫁さんももらって、でっかい借りをザクザク返していってます(繰り上げ返済マニアの嫁のお陰で、ローンはあと400万で完済)。


ただ、これはあくまでオレの選択。正解なんてどこにもありません。ニートするのも、しないのも自由。自己責任なら自己責任で、いろいろ指図せず最後までオレらに任せて欲しいもんです。その結果、思いもよらない展開になったとしても、加藤容疑者みたいに社会のせいにして暴走するほど、オレらバカじゃないですから。


ただ、ニートやってる皆さん。働く、働かないの選択は二者択一じゃないんです。「働いてるけど仕事はしない」って選択肢もあること、覚えておいてくださいね。活躍(?)の場を家から会社に移して、オレと一緒に生涯一ニートを全うしようじゃないですか!!