週明けから始める社内ニート2.0へのはじめの一歩 - 誰からも後ろ指を指されない社内ニートになるための10の方法

「誰からも後ろ指を指されない社内ニートになる10の方法」http://anond.hatelabo.jp/20080603171436について、賛否両論の様々な言及をいただいておりますが、雇用体系がシビアさを増す中で、成果を上げることが出来ない人間の処世術としては、社内ニート2.0に勝る者はないと自負しております。



かくいう私、普通科高校から偏差値48程度で某大学を受験して失敗。もう1年勉強するとかダルかったので、都内の某放送系専門学校に進学(放送系を選んだ理由は「なんか楽しそうだったから」)。しかし、アルバイト等で首都圏の放送業界の過酷な労働条件を見て「こりゃ人間の働くトコじゃねぇ!」とばかりに、就職も決めずに関西方面に逃亡。そこでバイトをしつつまったり過ごしていた時、とあるスポーツ中継でプロ選手として出場している高校の同級生を目撃。輝いてらっしゃる彼を見て、「このままでは…泥沼…地獄…ッ」と危機感を感じて、地元に帰って職探し、運良く未経験の中途採用で現在の会社に入ったというわけです。



で、入ったトコ。地元でもそれなりの企業なので、入社してみれば周りは大卒社員ばかり。もうなんか、フリーターでぼんやり過ごしていたオレとは格が違う。しかも、現場に回されると思ってたら、欠員が出たとかでいきなりスーツ組。名刺の出し方もわかんねぇよ!



その状況で右往左往しながら、異邦人の目で企業というものを眺めた時、大切なのは「有利な立ち位置を確保する」ということだなと気付いたわけです。企業でのそれは、学校かなんかでぼっちにならないために行う動きとは根本的に違います。企業では、強いヤツの参下に入ったところで、「仕事が出来ない」と看破されれば、簡単に放り出されますし、ダメなレッテルまで貼られてしまいます。企業って、いろいろあるけど結局みんな「利益」のために動いているんですね。



そのモチベーションのベクトルが理解出来たとき、それまで見えていなかった社内での視界がパッと開けたのです。



必死になって近視眼的に社内の立ち位置を探すより、一歩引いて広範囲から立ち位置を探す方が全然ラクで、しかもいい場所が手つかずで残っていたりするもんです。で、そんなラクなポジションを探す行為が「気が利いている」なんて思われるんですから、笑いが止まらないってなものです。



企業をガレー船、社員をその櫓を漕ぎ続ける奴隷とするなら、櫓を持つ方ではなく、その奴隷たちをおっきなウチワで扇いだりするポジションの方が確実にラクですよね。しかし同じウチワで扇ぐことをしていても、「お前の仕事の方がラクじぇねぇか!」と思われる人と「いつもありがとうな!」と思われる人がいるのも事実。つまるところ、そんなのは扇ぐ人のイメージ次第なんです。同じラクするなら、忌々しく思われるより感謝されたいですよね。



頑張ってもダメなもんはダメ。めんどくさい仕事はしない!でもみんなの応援はするよ!だってみんなの方がきっと上手いことやれると思うから!そんな厚顔無恥なスタイルを悟られないよう細心の注意を払いつつ、快適なニート2.0ライフを満喫していきたいものです。



合い言葉は「生産性?ないよ!」(素敵な笑顔で)