忙しさはシミュゲー感覚で攻略せよ - 誰からも後ろ指を指されない社内ニートになるための10の方法

あぁ…月曜日っすね…(死にそうな顔で)。というわけで、社内ニート予備軍の皆さんこんにちわ。今週も上手いことめんどくさい仕事から逃げまくっていきましょう。ヤル気が出ない時なんて誰だってあります。それがみんなにバレなきゃいいだけの話で。周りは忙しそうですか? いいことじゃないですか! 出来るマンの皆さんが、あなたを養うために頑張ってくれてるってことですよ!



仕事は、求めても求めなくても与えられるもの。頑張らないために頑張ることでおなじみの社内ニート2.0とはいえ、1年に1度くらいは忙しい仕事に当たってしまうこともあります。で、自分の選球眼(楽な仕事を瞬時に選び取るスキル)を過信したことを呪いながら、「オレ向いてないんだけどなー、仕事とか」なんてボヤきつつ、忙しさの奔流に身を沈めるわけですよね。



今回は、そんな時の振る舞いについて。よく忙しくなると、寄らば斬る的な雰囲気を放ち始める人いるじゃないですか。もうなんか、のっけから逆ギレみたいな。逆でもないか。なんかぶっきらぼうでな。キムタクか! そういうのはいかにもヨロシクナイ。失敗しても命取られるわけじゃないんで、まぁ、気楽に行こうゼ!  ということです。ちょっと思い起こしてみてください。目を三角にして「大変なんだよ、今!」って、いつもそんな状態になっている人の社内評ってどうですか? あんまり芳しくないでしょ?(仕事が出来るにしても…)



貴方が最も嫌いな「忙しさ」。この忙しさというのは、極論言うと「時間」と「作業量」のバランスが崩壊してるが故に巻き起こる悲劇です。いたずらに焦っても、状況は回復するどころか、ますます混迷の度合いを深めていきます。そんなときにピリピリムードを醸し出すのは、手負いの野生動物が興奮して怪我の治療をしようとする森林保護管を威嚇しているようなもんです。手を差し伸べようにも…みたいなね。まぁ、間に合わなくても命取られるようなことはありませんし。間に合わなかったら、間に合わないで、早めにそれなりの処置を取れば、最小限の怪我で済みます。出来ないものできない! この見切りも重要! 進行上の危機察知能力というのも立派な職能です(それが、自分を守る目的のみに発揮されているとしても)。



仕事は、完了させることだけが目的ではありません。あなたに与えられた仕事も、大きな流れから見るとパーツのひとつに過ぎません。大切なのは、職場での視野の広さ! 協同できる部署やスタッフはいませんか? 先に完了させることで、貴方の仕事に時間的余裕が生まれるプロジェクトはありませんか? 誰かに売ってある恩を、今こそ買い戻す時ではありませんか? その仕事を、どう進行させようが貴方の勝手です。だって任されたんだもん。シミュレーションゲーム感覚で攻略してしまいましょう。このシナリオの勝利条件は、納期までに仕事を完了させること。動かせる武将をどう使う? 忠誠度の変化にも注意だぞ! 隣国と同盟して国力アップだ! 朝廷工作も怠るな! 上手くいけば納期延長イベントが発生するかも!?



中途半端に誰かに使われて、上手くいかなかったら自分のせい、上手くいったら振った奴の手柄になるくらいなら、腹をくくって全部引き受けて、誰かを使っていく方が全然ラクってなもんです。忙しい時こそ、社内ニート2.0の、「2.0」たる実力が試される時。 引き受けざるを得なくなった仕事は(他人任せで)華麗に乗りきってみせましょうよ! 年に1度くらいは、修羅場明けの打ち上げっていうのも、出来るマンっぽくていいもんですよね。