人とは違う特別なジブンをアピールするバカ - 誰からも後ろ指を指されない社内ニートになるための10の方法

社内ニートを目指す、もしくは自覚している貴方。ひょっとして、社内や取引先で、いかに自分か楽してるかを、サボり武勇伝的にアピールしたりしていませんか? それって、とっても危険な行為なんです。


よく居ますよね、「オレ、営業中に○○でいつも寝てるよ〜」とか、「売上達成したらその月はもう働かないね!」とか自慢げに語ってる人。なんか、そういうのって病気自慢や激務自慢みたいに、誰かが口火を切るとこぞってその上に乗っけてきたがるのな。なんだあれ。社畜病か。


仕事が出来る人が「仕事してないよ〜」と、言うのは冗談で済まされます(彼らの頑張ってる感は、抑えようにもその全身から溢れ出してくるものです。素敵ですよね)。仕事の出来ないオレたちが「仕事してないよ〜」などと吹聴しようものなら、普段はスルーされていても、“何かがあったとき”格好の追及材料を会社や、オレたちをいやがおうにも働かせたいあの人たち(ホント、オレら仕事とか向いてないのにね)に与えてしまうことになります。社内ニートである貴方を守るのは、『イメージ』という実体のない鎧だけなのです。実体のない鎧は、できれば遠くから意味ありげな感じで見せておくだけにしておきたいもの。貴方を身に付けている鎧は、いざ追っ手の刃を受ければ、一撃で破壊されてしまいます。


忘れてはいけないのが「社内ニートは決して自慢できることではない」ということ。そんなの当たり前だろうが! と、思われるのもごもっとも。しかし、人間ってのは油断してると「人とは違う特別なジブン」みたいなアレを、どーしても誰かに自慢したくなっちゃうものなんです。前出の社畜病しかり。


我々社内ニートは、安住できるポジションを手に入れても、それは所詮、砂上の楼閣であることを自覚すべきです。それは、ほんのささいな噂話からでも崩壊してしまうほどに儚いもの。そして、儚いものだと分かりつつそのポジションに固執すれば、貴方は間違いなく「ただの出世できないオッサン」になり果ててしまうことでしょう。それがオールドタイプの社内ニートです。


能力がある同僚を使いこなしつつ、仕事の奔流を華麗にかわし、着々と上流に歩みを進めるためには、社内の風を読み、リスクヘッジを怠らないこと。自分に不利な情報は、流しても一文の徳にもなりません。仕事ができないことを自虐することはないんです。貴方ができないことは、出来る人にやらせればいい。大局を見定める目と、機を見て敏な保身。そういうのを仕事より忙しくならない程度に頑張ればいいんじゃないかな。大丈夫、貴方なら仕事よりは上手くできるはずですよ!